ギターの音色

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3．表板の共振周波数
　　　　　　表板はギターの音色にを決める要素の中でも、最も重要な要素のひとつである。
　　　　　　ここでは表板を製作する各段階で共振周波数を測定し、どの様にスペクトラムが変化するのかを確認する。
　　　　　　最終的には完成段階と比較し、BraceやFanの構造と音色の関係が少しでも理解できるようにしたい。　　　　　　　　　　

	1		Soundholeのない表板 300Ｈｚから600Hz付近（ピ ーク527Ｈｚ）にピークがある。 但し60Ｈｚはノイズ。
	2		Soundholeをあけた表板 ピークは少し下がっている （469Hz）が、35Hzと129Hzの 低い方にもピークがでている。
	3		BraceとFanを付けた表板 低い44Hzと140Hzから170 Ｈｚ（ピーク158Hz）にピーク が移り、上の方は小さくなった。
	4		Bridge裏補強板を付けた表板 上に比べ44Hzと158Hzが下 がり、70Hzと182Hzが大きく なってきた。
	5		Soundhole裏に板を付けた表板 上に比べ182Hz以下は同じ ようであるが、217、258、293 Hzが顕著になってきた。
	6		横板に取り付けた表板 67Hzと305、428Hｚにピーク が出てきた。
	7		裏板も取り付けた表板 88Hzと182Hzが出てきて、 300と400Hz付近は同じ。