ギターの音色

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ギターの音色、特にフラメンコギターの音色はクラシックギターと異なり、歯切れがよく少し硬めの音色が
好まれる。 この音色の評価は人の好みによって決まるところであり、定量的に評価するのは不可能であるが、
少しでも評価できれば、ギターの製作の品質向上に寄与できるはずである。
ここでは、その定量化に向けての取っ掛かりに挑戦してみる。

1.ギター固有の共振周波数
      出来上がったギターはある固有の共振周波数を持っている。
      ここでは、ブリッジの下部をノックするように叩き、その時の音をマイクで収録し周波数分析を行う
      インパルス応答周波数特性から共振周波数を測定した。           

2.第5弦を弾いたときのスペクトラム
      単音を弾いたときにその倍音(harmonic overtone)がどのように出ているかは、音色と強い相関がある
      と予想し周波数分析を行った。

3.表板の共振周波数
      表板の製作段階での共振周波数を測定し、表板の共振周波数ががどの様に変化していくのかを確認し、
      BraceやFanの配置との関係を調査する。
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